ミラノ・コルティナ2026の聖火ランナー用ユニフォームは、大会組織とサロモンが共同で制作しました。同ブランドはボランティアやスタッフの服も手がけています。両者は提供対象が異なるため、聖火リレー用の服と大会運営用のキットを分けて公式発表を振り返ります。
聖火ランナー用は専用に制作された服
国際パラリンピック委員会(IPC)が掲載した2025年11月12日の大会発表は、五輪とパラリンピックの聖火を運ぶ人向けに、専用のユニフォームを用意したと説明しています。制作はミラノ・コルティナ2026財団とサロモンの協働で、スタッフ用の紹介とは別に記載されています。
聖火ランナー用については、明るい色調や反射するディテールを採用し、聖火リレーでの視認性を考慮したデザインと紹介されています。快適性、通気性、耐久性も設計上の狙いです。素材を実際に試した評価ではなく、発表された仕様や目的として読むのが正確です。
サロモンが提供したスタッフ用キットの範囲
サロモンは大会のプレミアムパートナーとして、ボランティアや運営スタッフ向けの衣類も制作しました。メーカーによると、開発は18か月にわたり、デザイナーや技術者ら50人以上が参加。アヌシーのデザインセンターと大会財団が共同で進めたプロジェクトです。
スタッフ用は17点で構成されるキットで、衣類や付属品の総数は40万点以上と説明されています。対象は1万8千人を超えるボランティアに加え、多数のスタッフです。人数と製造点数は別の数字なので、「40万人に提供した」と読み替えることはできません。
山と都市で使う衣類・靴を分けて見る
大会発表では、保温性のあるジャケットや中間着に加え、山間部向けと日常使用向けの2種類のパンツを紹介しています。帽子、手袋、TRAILBLAZER 20のバックパックもスタッフ用キットに含まれます。山と都市の業務環境を想定して、複数の衣類を組み合わせる構成です。
山間部や屋外で活動するボランティア向けの靴として挙げられたのは、X ULTRA 360 MID GORE-TEXです。この製品名はスタッフ側の説明に登場するため、そのまま聖火ランナー全員の靴として紹介するのは避けます。服や靴を調べる際は、聖火リレー、運営スタッフ、市販品という対象も合わせて確認すると混同を防げます。
出典:IPC掲載・大会ユニフォーム発表、サロモン公式・共同開発の紹介(2026年10月9日確認)。