正直に言おうか。
コナン主題歌に、
爆上げ系を期待してるなら
今回のMISIA新曲は、
たぶんあなたの想像とは違う
でもね
もしあなたが、
映画を消費する側じゃなく
ちゃんと持ち帰りたい側なら
このラストダンスあなたとは、
あなたの価値観を静かに壊す
今日はそれを話す
まず、確認させてほしい。
あなたはコナン主題歌に何を求めてる?
・テンション上がる曲?
・サビで一気に駆け抜ける爽快感?
・劇場出る時に口ずさめるやつ?
うん、わかる。
それ、気持ちいいよね。
でもさ。
それって
映画の続きになってる?
ここが今日の本題。
ラストダンスあなたとは、盛り上げる曲じゃない。
これはね、
感情を定着させる曲。
言い換えると
あなたが映画館を出たあと、
スマホを開いても、
コンビニに寄っても、
ふと残ってしまう“何か”
それを作るための音楽。
アップテンポの主題歌は、
その場の興奮を最大化する。
でもMISIAの新曲は違う。
興奮を“沈める”
沈めて、
沈めて、
深く残す。
これ、地味に見えて
一番えぐい。
「ラストダンス」という罠
ラストダンス
この言葉だけ見ると
別れ
終わり
切なさ
って連想するよね。
でも本質はそこじゃない。
ラスト=終わりの直前
ダンス=二人で踊る時間
つまりこれは、
一番濃い瞬間の話。
終わるからこそ濃くなる。
事件は解決する。
爆発は止まる。
敵は倒れる。
でも
感情って、
そこで終わらないよね?
MISIAが歌ってるのは
そこ。
「あなた」は誰だと思う?
恋人?
仲間?
守れなかった人?
それとも
過去の自分?
答えは一つじゃない。
ここがこの曲の設計ミス…じゃない、
設計“核心”。
「あなた」を固定しない。
だから
聴いた人の数だけ物語が生まれる。
これ、思想なんだよ。
正解を提示しないっていう思想。
なんでMISIAなのか?
ここも大事。
話題性?
ネームバリュー?
違う。
あの人の声ってね、
押し付けてこない。
でも逃げ場もない。
倍音が豊かで、
ロングトーンが安定してて、
ミックスボイスが滑らか。
…とか専門的な話もできるけど、
もっとシンプルに言う。
あの声は、感情を誤魔化させない。
だからコナン主題歌として選ばれた。
今回の映画は
たぶん強さより覚悟の話。
そこに
シャウトは要らない。
必要なのは、
包み込む強度。
それを持ってるのがMISIA。
「バラード=地味」って思ってない?
あなた、ちょっと思ってるでしょ。
もう少し盛り上がってもよかったのでは?
わかるよ。
でもね、
映画音楽って、
ポップスと評価軸が違う。
ポップスは瞬間最大風速。
映画音楽は記憶残存率。
ラストダンスあなたとは、
後者。
爆発はしない。
でも消えない。
どっちが強いか?
時間が経ったあとにわかる。
コナン主題歌の進化
昔はさ、
勢いで走り切る曲が多かった。
それはそれで最高。
でもシリーズが成熟すると
求められるものも変わる。
爽快感から
余韻へ。
これ、作品の年齢なんだよ。
長く続く作品ほど、
最後に静かになる。
ラストダンスあなたとは、
コナンが次の段階に入ったサイン。
この曲の正しい聴き方
これ、めちゃくちゃ大事。
① 映画で一番印象に残った人物を思い出す
② 「あなた」をその人に当てはめる
③ ラストで流れる瞬間、呼吸を止める
それだけ。
するとね。
ただの主題歌が
自分の物語になる。
これがこの曲の設計思想。
で、結局何が言いたいの?
ラストダンスあなたとは、
盛り上げるための音楽じゃない。
感情を持ち帰らせるための音楽。
映画を消費するか、
体験にするか。
その分岐点。
もしあなたが
コナン主題歌=テンションだけで判断するなら、
たぶんこの曲は刺さらない。
でも。
映画をちゃんと味わいたい
余韻まで含めて受け取りたい
そう思うなら。
この曲は
静かに、でも確実に、
あなたを掴む。
最後に
派手な曲は、
その場で盛り上がる。
静かな曲は、
あとから効く。
ラストダンスあなたとは後者。
あなたが映画館を出て、
数日後。
ふとサビが浮かぶ。
「あれ、まだ残ってる」
そのとき気づく。
ああ、これが
本当に強い主題歌なんだって。
派手じゃない。
でも深い。
それが今回のMISIA新曲。
あなたはどっちを選ぶ?
瞬間か。
記憶か。
………答えは、もう出てるよね?