二階堂蓮の圧巻ジャンプ、どこが本当にすごいの?船木和喜が唸った技術を本気で分解します

二階堂蓮、すごいらしいけど…結局なにがすごいんですか?

はい、それです。
多くのスポーツファンが今、そこに引っかかっていますよね。

ニュースでは圧巻ジャンプ五輪メダリストも絶賛と並びます。でも、正直こう思いませんか?

いや、どこをどう絶賛してるのか教えてほしいんですけど?

分かります。めちゃくちゃ分かります。
距離が出た=すごい、で終わらせるのはもったいないんです。

なぜならスキージャンプ男子という競技は、飛んだ瞬間よりも飛ぶまでの工程のほうが実はえげつないからです。

そして今回、五輪メダリストの船木和喜が反応したのは、まさにその工程でした。

今日はそこ、ちゃんと砕いていきます。


二階堂蓮のすごさは「助走後半」にあります

まず結論いきます。

二階堂蓮のジャンプ技術が評価された理由は、助走後半で失速しないどころか伸びて見える点にあります。

ここ、超重要です。

スキージャンプ男子の助走は時速90km前後。
もうこの時点で人間やめてます。

でも大事なのはトップスピードじゃありません。
踏み切り直前のスピードが落ちないことです。

多くの選手は、終盤でほんのわずかにブレます。
膝が揺れる、上体が浮く、板が震える。
その0.1秒の乱れが飛距離を削ります。

でも二階堂蓮は違います。

助走姿勢が崩れない。
前傾角が一定。
板が雪面に吸い付いている。

これ、見ている人はなんか伸びてると感じます。
でも五輪メダリストはこう思っています。

減速してないな

ここです。

助走後半で減速しない=踏み切り初速が安定する。
つまり、その先のフライトが有利になります。

派手ではない。でも確実。
これが評価された第一ポイントです。


踏み切りは“ジャンプ”じゃありません

踏み切りって、なんとなく思い切り蹴る動作だと思っていませんか?

違います。

正確には、水平スピードを斜め上方向へロスなく変換する動作です。

…はい、ちょっと理屈っぽいですね。でもここが核心です。

踏み切りで重要なのは三関節伸展。
股関節・膝関節・足関節を同時に伸ばすことです。

これがズレるとどうなるか。

上体が起きます。
空気抵抗が増えます。
浮力が立ち上がりません。

終わりです。

でも二階堂蓮は、股関節主導で身体を前方に送り出しながら伸展を完成させます。

つまり、前傾を保ったまま跳べているんです。

この差はデカい。

五輪メダリストが見ているのは距離ではありません。
踏み切り角度と重心移動の精度です。

そして二階堂蓮は、その精度が高い。

だから将来性があるではなく、今すでに水準が高いと評価されるんです。


空中姿勢、ここが一番エグいです

ここからが本番です。

V字姿勢。

スキー板を前方で開き、空気を受けて揚力を生むフォームです。

でもV字にすればいい、という話ではありません。

重要なのは
・板の左右対称性
・迎え角(空気に対する角度)
・上体前傾角
この3つです。

数度ズレるだけで揚力効率は落ちます。

そして空中では風が常に変わります。
乱気流もあります。

ここで板がバタつく選手は多いです。

でも二階堂蓮はブレが少ない。

板が左右均等に開く。
上体が浮かない。
腕の位置が安定。

つまり、揚力のピークが長い。

これが最後まで伸びるジャンプの正体です。

派手な一発ではありません。
浮き続ける持続力です。

船木和喜が評価するのは、こういう部分です。


五輪で戦えるのか問題、冷静に答えます

はい、気になりますよね。

結論から言います。

戦える可能性は十分あります。
ただし条件付きです。

条件とは、再現性。

スキージャンプ男子は風との戦いです。
向かい風なら浮きやすい。
追い風なら落ちやすい。

トップ選手は空中で微調整します。
板の角度を数度動かします。

二階堂蓮は基礎技術が高い。
でも国際舞台での経験値はまだ積み上げ途中です。

つまり、土台はある。
あとは場数です。

日本男子の中ではすでに代表争いの本線。
団体戦でも計算できる安定感があります。

話題の若手ではありません。
戦力候補です。

ここ、評価が一段上がっています。


実はスポンサーがめちゃくちゃ重要です

ここ、あまり語られませんが大事です。

スキージャンプ男子は遠征型競技。
欧州転戦が基本です。

渡航費、滞在費、板の開発、スーツ調整、ワックスマン。

年間コストは決して安くありません。

支援がある選手は
・フォーム解析
・空力データ測定
・筋力分析
ができます。

これが積み重なると、踏み切り精度が安定します。

支援が弱いとどうなるか。

経験値が不足します。
国際ヒルへの適応が遅れます。

技術があっても伸び切らないケースは、ここが原因のこともあります。

だからこそ、環境整備は分岐点です。


評価はもう“期待”の段階へ

二階堂蓮のジャンプ技術は、

・助走後半で減速しない
・踏み切り角度が安定
・V字姿勢の完成度が高い
・揚力の持続が長い

という、理屈で説明できる強みがあります。

だから五輪メダリストが反応した。

話題だから褒めたのではありません。
技術があるから言及したんです。

本当に通用するの?

その問いへの答えはこうです。

通用する土台はある。
あとは国際舞台での再現性。

ここから数シーズンが本当の勝負です。

でも一つだけ言えるのは

二階堂蓮は偶然のバズではない、ということです。

技術で評価される選手です。

だからこそ、次の一跳びが楽しみなんです。

静かに、でも確実に。
日本スキージャンプ男子の未来を担う存在になりつつあります。

これ、覚えておいてください。

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